産後骨盤矯正について
本日のブログではマタニティ患者様専用のブログをお届けします。マタニティ患者様より「出産後は骨盤が歪んでいるから矯正を受けたほうが良いの?」と聞かれることがあります。私の答えとしては「骨盤矯正は受けた方が良い」とお伝えしております。その理由について解説をしていきます。
そもそも骨盤は開いたり歪んだりするものなのか?
骨盤は仙骨(せんこつ)、寛骨(かんこつ)、尾骨(びこつ)の3つの骨で構成されております。寛骨はさらに3つの骨で構成されており、腸骨(ちょうこつ)、恥骨(ちこつ)、坐骨(ざこつ)と呼ばれております。つまり骨盤は一つの骨で構成されていない為、骨と骨通しが何かしらの衝撃でずれたり、歪むことは構造上考えられるのです。ではどのようなケースで骨盤が歪むのでしょうか?
【理由①】出産による歪み
出産を経験されている方はご経験あるのではないかと思われますが、妊娠に伴い「リラキシン」というホルモンの影響で骨盤周りのじん帯は緩み、骨盤自体は広がりやすい状況になります。(出産を行う準備段階)そして、出産後に開いた骨盤はすぐに元に戻ることはありません。出産後開いた骨盤は必ず元の状態に戻る訳ではなく、約6か月くらいの時間をかけて元に戻っていきます。整えるまでの時間が長ければ長いほど、骨盤にズレが生じてしまい、腰痛や肩こり等全身に痛みを生じることが多々あります。出産後、腰痛か肩こりがひどくなったなどの症例は実は骨盤のゆがみから発生している可能性も考えられるのです。
【理由②】体の使い方による歪み
例えば子育てをしていく中で以下の動作は避けて通れない動作といっても過言でありません。然しながらこの動作は体の歪みをもたらす大きな要因でもあります。
- ▲足を組みながらの授乳をする
- ▲体が歪む抱っこの仕方をしている
- ▲猫背状態が長い
- ▲添え乳をしながら眠ってしまう
マタニティ患者様でなくても日常生活で骨盤が歪む動作はたくさんあります。
- ▲足を組む
- ▲スマホを使う時間が一日2時間以上
- ▲デスクワークで猫背になっている
- ▲あぐらをかく動作が多い
骨盤の歪みが生じると実際どうなるの?
- 骨盤周りに余分なお肉がつきやすい
- ジーンズ等のパンツのサイズアップ
- 肩こり・腰痛を抱えるようになった
- 生理痛が酷くなった
- 恥骨痛を抱えるようになった
- お尻が垂れるようになった
- 尿漏れが気になるようになった
- お腹がポッコリでるようになった
産後のゴールデンタイムとは?
産後のゴールデンタイムとは、いわば自然治癒力が高まっている状態のことを指します。出産後から約1年間は骨盤を正しく整えるよう体が働きかけをします。その働きかけをより促進するために骨盤を正しい状態に戻してあげることができればより早い期間で元の健康状態に戻ることが可能であると当院は考えております。これから長い間、日常生活を過ごしていくに当たり、慢性的な痛みを我慢しておりますと精神的にも不安定になります。当院ではマタニティ患者様の健康を応援したいと思っています。
体の歪みを整える骨盤矯正の施術は得意としておりますので是非お気軽にご相談頂けますと幸いです。